断熱が低い家とは
家の断熱とは、屋外と室内の熱の移動をできるだけ少なくすることです。壁や床に断熱材を入れる、窓を二重にするなどの工夫で、断熱性能を上げることができます。
断熱性が低い家とは、こうした建築上の工夫が施されていない家です。家の断熱性能は、国土交通省が定めた、日本住宅性能表示基準によって表されます。
断熱等性能等級は1から7まであり、数字が小さいほど断熱性能の低い家ということになります。工務店によって対応できる等級が異なるので、注文住宅を建てる際は、対応可能等級をチェックしましょう。
>>松江市と米子市の断熱性能を示すUA値・断熱等級とは参考元:国土交通省『住宅の品質確保の促進等に関する法律』参考元:国土交通省『日本の住宅性能表示基準等の改正について』
断熱が低い家に住むことで起こるデメリット
注文住宅を建てる際は、できるだけ断熱性能の高い家を建てることをおすすめします。断熱性能が低い家に住むと、健康面、経済面で次のようなデメリットがあります。
ヒートショック
ヒートショックとは、急激な温度変化によって血圧が乱れ、脳卒中や心筋梗塞などを引き起こす事象です。高齢者や高血圧、糖尿病などを患っている方に起こりやすく、冬場の入浴時は特に注意が必要です。
ヒートショックを防ぐためには、家の断熱性を高め、部屋ごとの温度差をなるべく小さくする必要があります。断熱性能が低い家は、暖房を入れている部屋と脱衣所の寒暖差が大きくなり、ヒートショックを引き起こしやすい環境になりやすくなります。
光熱費
熱は、温度が高いほうから低いほうへ流れるという性質を持っています。断熱性能が低い家の場合、夏場、外気温が高い時期に家のなかを冷房で冷やしていても、外の熱がどんどん家のなかに入り込み、室内の温度が下がりにくくなってしまいます。逆に、冬場は室内の熱が外に流れ出て、暖房をつけてもなかなか部屋が暖まりません。
そのため、断熱性能が低い家は光熱費が高くなる傾向にあります。
健康寿命
健康寿命とは、「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」を指します。高齢になっても、健康で生き生きとした生活を送ることは、だれもが持つ願いです。
国土交通省の報告によると、室温が年間を通じて安定している住宅では、居住者の血圧の季節差も小さいようです。また家の断熱性能を高め室温が上昇すると、居住者の室内活動時間が増える傾向にあることがわかっています。
また、室温が低い家の居住者には、コレステロール値が基準範囲を超える人や心電図の異常所見がある人が多いそうです。とくに床付近の温度が低い家では、さまざまな疾病や症状を持つ人が多く、断熱が健康に与える影響は小さくなさそうです。
断熱性能が低い家に住み続けることは、健康寿命を縮めることになりかねません。
参考:国土交通省
医療費
健康寿命が短くなるということは、病気や身体の不快な症状に悩まされる期間が長くなるということです。その結果、医療費がかさむことにも繋がります。
断熱性能の高い家を建てるためには初期費用がかかりますが、長期的に見れば有益な投資だといえるでしょう。
島根県松江市・安来市の地域情報
松江市・安来市は、島根県の出雲地方に位置する都市です。松江市は、冬に雨が多い北陸型と夏に雨が多い九州型のちょうど中間の気候です。平均気温は年間約15℃と過ごしやすく、1月でも1日の最低気温が0℃を下回ることはほとんどありません。ただ、冬場は曇り空の日が多く、日照時間は少なくなります。
安来市は、松江市の隣にある自然豊かな都市です。平均気温は12~15℃と高めですが、山陰地方特有の低温多湿な気候のため、冬場の雨量が多くなっています。降雪もあるため、しっかりとした断熱性のある住まいづくりが必要です。
参考元:気象庁参考元:松江市公式ホームぺージ『地勢と気象』参考元:安来市の地域特性
鳥取県米子市・境港市の地域情報
鳥取県の米子市は、島根県安来市に隣接した都市です。日本海に面し、山陰地方のほぼ中心に位置しており、平均気温は15~16℃と温暖です。ただ、数年に一度の割合で交通機関が麻痺するほどの豪雪に見舞われる年があり、油断はできません。
境港市は、弓浜半島の北端に位置しています。同じく平均気温は15℃と温かく、冬は雨や雪が多いものの、年間を通じて過ごしやすい気候です。
松江・米子エリアで新築一戸建てを建てるなら
松江・米子エリアは、年間を通じて温暖で過ごしやすい地域ですが、冬の降雪には注意が必要です。また、年間の平均湿度が70%以上になるエリアなので、湿度対策も重要になります。R+house松江・米子では、高断熱に加え、高気密、計画換気の結露に強い家づくりをおこなっています。ぜひ一度、ご相談ください。
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