鳥取市は、鳥取県東部に位置する中核市です。鳥取砂丘や白兎海岸、久松山をはじめ豊かな自然に囲まれています。鳥取市には千代川を始め佐治川・八東川・砂見川などの支川が流れています。千代川流域は年間降水量が多く流水が集まりやすい地形なので、水害や土砂災害が心配されるエリアです。

とくに千代川は過去に幾度も氾濫を繰り返しており、2018年7月の西日本豪雨では浸水被害や土砂崩れが発生し、約20万人に避難指示が出ました。現在は千代川水系河川整備計画や千代川水系大規模氾濫時の減災対策協議会を行い、水害対策にも力を入れています。
河川の近くや土砂崩れが起こりやすいエリアがある場合は、「鳥取市総合防災マップ」を確認したうえで土地を検討するといいでしょう。

参考元：鳥取地方気象台『鳥取県の災害事例』
参考元：国土交通省『千代川の主な災害』
参考元：鳥取市『鳥取市の概要』
参考元：鳥取市『鳥取市総合防災マップ』

液状化とは、地震が発生したときに地盤が液状になる現象のことです。液状化が起こると、住宅が傾いたり沈下したりするリスクがあるため、液状化しにくい土地を選ぶことが大切です。

2000年の鳥取県西部地震では、米子市や境港市など広範囲に及ぶ液状化の被害が発生しました。液状化の激しい地域は、埋立地と干拓地などに集中していたことが分かっています。土地を検討するときには、地盤の状況をチェックしておくと安心です。
参考元：国土地理院時報『2000年鳥取県西部地震における液状化被害の状況』

鳥取市には鹿野・吉岡断層が通っており、過去にも大きな地震被害がありました。2000年の鳥取県西部地震では住宅全壊が394棟、2016年の鳥取県中部地震では住宅全壊が18棟も生じています。

今後心配される南海トラフ地震では、鳥取市にも災害リスクがあります。長い間家族が安心して暮らすためにも、耐震性能の高い住宅が求められます。

参考元：地震調査研究推進本部事務局『鹿野－吉岡断層』
参考元：地震調査研究推進本部事務局『鳥取県の地震活動の特徴』
参考元：鳥取県『各種被害の予測』

鳥取市では、洪水や土砂災害、津波の危険区域をまとめた「鳥取市総合防災マップ」を用意しています。また、河川の水位や河川状況をWebから確認できるWebカメラも運用しており、悪天候時に河川に近づかなくても避難するべきか判断できます。

地震のリスクに関しては「地震防災マップ」で確認することが可能です。地震の危険度や揺れやすさをマップ化しているので、土地選びの参考になるでしょう。また、鳥取市では2000年5月31日以前に建築された住宅等の耐震診断や耐震設計の補助事業を行っています（2023年時点）。震災に強い地域づくりを目指し、積極的に様々な取り組みを実施しています。

参考元：鳥取市『鳥取市総合防災マップ』
参考元：鳥取市『大雨、洪水時の河川状況はWebで確認しましょう。』
参考元：鳥取市『耐震診断・補強設計・耐震改修について』

家づくりでの水害対策としては、下記の方法が検討できます。

・敷地全体を高くして住宅の浸水を防ぐ
・基礎部分を高くする
・住宅の周囲を防水性の高い塀で囲む
・キッチンや寝室など滞在時間の多い部屋を2階にする

水害が心配されるエリアでは基礎や敷地を高くして、浸水を防ぐ方法が検討できます。周囲の環境や地盤により選択するべき方法が異なるため、ハウスメーカーや工務店、建築家などに相談しながら検討するといいでしょう。

家づくりでの耐震対策は、下記のような方法が検討できます。

・構造計算を実施している耐震性能の高い住宅を選択する
・耐震等級の高い住まいを選択する
・家具の置き場所や間取りを工夫する
・充分な強度のある地盤を選ぶ

R+house松江・米子では全棟構造計算を実施し、地震に強い高耐震住宅を提供しています。

鳥取市は、主要駅となる鳥取市周辺や国道53号線沿いがおすすめのエリアです。鳥取駅にはJR因美線とJR山陰本線が乗り入れているため、県外へのアクセスが良好。駅ビルや商業施設もあるため、買い物にも便利です。

駅や国道周辺から離れると土地の価格が下がりますが、山沿いや河川周辺は災害リスクが高いエリアもあります。鳥取市総合防災マップを確認しながら、安全性と住みやすさのバランスを見て検討してみてください。

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R+house松江・米子は、デザインと性能の両方にこだわった理想を叶えるマイホームをお手伝いしています。建築家と作る家づくりは、暮らしや要望に応じた柔軟なプランニングが可能です。住宅性能としては地震のリスクに備えた高耐震設計をしているのはもちろん、高断熱高気密な住まいを実現しています。

R+house松江・米子ではプロの目線で提案する土地選びからサポートさせていただきますので、お気軽にお問い合わせください。

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