新築を建てる際の一戸建て住宅のメリット
新築・中古にかかわらず、主に一戸建て住宅としてのメリットを解説していきましょう。
部屋数が多く広さもある
一戸建て住宅は、階段のスペースを考慮したとしても、マンションと比較すると部屋数が多く広さも確保しやすい傾向にあります。住まいにゆとりが生まれ、収納スペースを設けやすいのも特徴です。
庭や駐車場を設けられる
一戸建て住宅であれば、自分たち専用の庭や駐車場を設けられるのもメリットです。マンションでも共用のガーデンが設けられているところもありますが、自由度は個人所有の一戸建て住宅に及ばないでしょう。
また、駐車場が玄関から出てすぐの場所にあるのも大きなメリット。マンションでは自分の駐車スペースまで距離があったり、機械式駐車場の操作が煩わしかったりなどのデメリットがあります。
増築や建て替えがしやすい
自分が所有している一戸建て住宅であれば、ライフスタイルの変化などに応じて増築や建て替えがしやすいでしょう。
管理費や修繕積立金が必要ない
ローンを組んでマンションを購入していた場合、月々の返済に加えて管理費・修繕積立金・駐車場代などの支払いが発生するケースが多いです。新築の一戸建て住宅を購入した場合、ローンの返済こそあるかもしれませんが、マンションではかかる費用が発生しない傾向にあるでしょう。
騒音に関するトラブルが少ない
マンションでは、隣や上下などの住人の声や生活音が気になることがあるでしょう。小さな子どもがいる家庭では、自分たちが騒音を発してしまうことで起こるトラブルも心配です。
一戸建て住宅であれば、他人の家と接していないため音が気になりにくく、また自分たちの側から発する騒音もある程度は気にしなくて済みます。隣家との距離が十分に保てている一戸建て住宅であれば、より騒音に関するトラブルを回避できるでしょう。
築年数が経っても土地に資産価値がある
将来的に住宅を売却することになった場合、築年数の経過とともに住宅自体の資産価値は下降していきます。住宅自体の耐用年数は鉄筋コンクリート造のマンションのほうが長く、資産価値も下がりにくいです。一戸建て住宅は木造で建てられていることが多いため、耐用年数はマンションよりも短くなります。
しかし、建物に加えて土地も所有している場合、年数の経過が原因で土地の価値が下がることはありません。
新築を建てる際の一戸建て住宅のデメリット
ここからは、一戸建て住宅のデメリットについても触れていきましょう。
先々の修繕費を貯めておく必要がある
マンションのような修繕積立金が不要な点は、一戸建て住宅のメリットです。しかし、裏を返せば将来的に劣化した箇所の修繕が必要となった場合、自分で直さなければならないということになります。一戸建て住宅では建物の維持管理を自分で行い、修繕費用も計画的に貯めておかないといけないのです。
＞＞鳥取市での一戸建て住宅の維持費はどのくらい？注文住宅に住んだ場合の光熱費や税金などを徹底解説
防犯面を強化しなければならない
一戸建て住宅の場合、マンションと比べて低層での暮らしとなり、窓などの侵入経路が多いことなどから、空き巣など犯罪の被害に遭いやすい傾向にあります。そのため、自分たちでセキュリティ面を強化しなければなりません。ホームセキュリティーのサービスを依頼する場合、費用もかさむでしょう。
＞＞松江市の治安や住みやすさは？暮らしの安全を守るためのポイントを解説＞＞米子市で治安が良いエリアは？注文住宅の家づくりに必要な防犯対策も紹介
島根県松江市・安来市・鳥取県米子・境港市の一戸建てとマンションの割合を比較
ここからは、島根県松江市・安来市・鳥取県米子・境港市で一戸建てとマンションの割合を比較していきます。このエリア周辺で家づくりを検討している方は、参考にしてください。
島根県松江市
島根県の県庁所在地である松江市は、県庁をはじめ行政機関が集まる街です。宍道湖や中海があることから、「水の都」とも呼ばれています。そんな松江市では、持ち家率約62％のうち一戸建て世帯の割合が約37％、マンションなど共同住宅に住む世帯の割合が約23％です。
島根県安来市
鳥取県との県境にある安来市は、どじょうすくい踊りで知られる「安来節」や鋼製品の生産などで知られています。
安来市は松江市よりも一戸建て率が高い傾向です。持ち家率が約54％で、そのうち一戸建て世帯は約46％、マンションなどの共同住宅は約2％です。
鳥取県米子市
上福原周辺は皆生温泉があり、観光スポットとして栄えています。日吉津にはイオンモールもあり、ショッピングが楽しめるでしょう。西福原や東福原周辺も飲食店や家電量販店などが並びます。
そんな鳥取県米子市は持ち家率が約62％で、そのうち一戸建てに住む方の割合が約37％、マンションなど共同住宅は約22％です。米子市も島根県松江市・安来市と同様に、一戸建て住宅の割合が高いことがわかります。
鳥取県境港市
境港市は水産業が盛んで、境漁港ではクロマグロやカニが水揚げされます。境港駅から続く「水木しげるロード」には妖怪のブロンズ像が並び、訪れる人たちを楽しませています。境港市は持ち家率が約58％で、そのうち一戸建ての割合は約44％です。マンションなどに住む方の割合は約11％となり、境港市も一戸建ての割合が高い傾向にあります。
参考：境港市HP「境港市の概要」＞＞島根・鳥取の注文住宅の価格相場は？予算の決め方と建築費別の実例を紹介
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