「換気」はなぜ大切なの?

次項からはより具体的に、換気が大切な理由を解説していきます。
快適な空気環境を整えるため
換気の目的は、汚れた空気ときれいな空気を入れ替えることで、快適な空気環境を作り出すことです。空気中にはホコリや花粉、一酸化炭素や二酸化炭素などの汚染物質が含まれているため、換気によって清浄な空気と交換する必要があります。
また人は気温が18~25度、湿度が40~65%の空気を快適と感じ、それ以上やそれ以下になってしまうと不快に感じます。近年の「高気密・高断熱住宅」では外気の影響を受けにくく、効率よく快適な環境を作ることができますが、自然に換気されることはないため、換気システムなどを利用して換気しなければなりません。
また人は気温が18~25度、湿度が40~65%の空気を快適と感じ、それ以上やそれ以下になってしまうと不快に感じます。近年の「高気密・高断熱住宅」では外気の影響を受けにくく、効率よく快適な環境を作ることができますが、自然に換気されることはないため、換気システムなどを利用して換気しなければなりません。
壁内結露を防止するため

シックハウス症候群を防ぐため
昔の日本の住宅はすき間が多く自然に換気ができていました。しかし近年の高気密住宅では、建材から発生するホルムアルデヒドなどの有害物質が室内にとどまりやすくなりました。その影響で頭痛やめまい、湿疹などの症状が引き起こされることをシックハウス症候群といいます。換気を行い有害物質の含まれた空気を排気することで、シックハウス症候群の予防になります。
24時間換気システムの義務化

一戸建ての24時間換気システムの種類
換気には「自然換気」と「機械換気」があります。自然換気とは窓を開けて換気するときのように、温度差や風の力で換気することです。それに対して換気扇など機械を利用する換気を、機械換気といいます。換気システムはこの換気方法の組み合わせの違いにより、3種類に分けられます。
機械給気・機械排気の「第1種換気」
給気も排気も機械によって行うため、換気のコントロールがもっともしやすい方法です。また熱交換型換気システムを使用できるため、排気と給気の間で熱交換を行うこともできます。すると給気口の近くでも寒さを感じにくく、省エネにもつながるのです。
ただし計画通りの換気をするために、ある程度の気密性が必要になるほか、天井裏などにダクト用のスペースを確保する必要もあります。さらに設置コストが高いことやメンテナンスに手間がかかることもデメリットといえるでしょう。
ただし計画通りの換気をするために、ある程度の気密性が必要になるほか、天井裏などにダクト用のスペースを確保する必要もあります。さらに設置コストが高いことやメンテナンスに手間がかかることもデメリットといえるでしょう。
機械給気・自然排気の「第2種換気」
給気は機械で行い排気は自然に行う方法で、排気よりも給気の力が強くなります。すると室内の気圧が外より高くなるため、ドアを開けても外気が室内に入らず、汚染物質や菌が入りにくい状態を作れます。そのため無菌室や手術室などのクリーンルームで使われることが多い方法です。しかし室内に湿気がたまりやすいため、一般住宅ではあまり使われません。
自然給気・機械排気の「第3種換気」
給気は各部屋の給気口から自然に給気し、排気は換気扇を利用する方法です。排気の方法は2通りあり、ダクトを使わず住宅内の1、2か所に設置した換気扇まで空気の流れをつくる方法と、部屋ごとに排気口を取り付け、ダクトを使って排気する方法です。
第3種換気はシンプルで設置にかかる費用も安く、メンテナンスも容易なため、一般住宅ではもっとも多く採用されています。ただし部屋ごとに温度差ができやすいことや、冷暖房の負荷が増えることがデメリットです。
第3種換気はシンプルで設置にかかる費用も安く、メンテナンスも容易なため、一般住宅ではもっとも多く採用されています。ただし部屋ごとに温度差ができやすいことや、冷暖房の負荷が増えることがデメリットです。
島根県松江市、安来市、鳥取県米子市、境港市の気候や雨量

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